Q&A 改葬手続き |
Q1.改葬とは何ですか?
Q2.改葬の手続きの流れを教えてください。
Q3.改葬をする際の注意点はありますか?
Q4.依頼した場合、どこまで手伝っていただけますか?又、費用はいくらでしょうか?
Q1.改葬とは何ですか? |
A.簡単に言えば、埋葬されている遺骨を別の墓地に移すための手続きのことです。
都会暮らしをしている家庭では、故郷が遠方の場合、お墓参りに行くのが大変なものです。
そのため、故人のために新しい霊園を自宅近くに購入し、そのついでに故人の墓も移すといったことが多くなってきています。
このように埋葬されている遺骨を別の墓地に移すことを「改葬」といい、一定の手続きが必要になります。
厚生労働省によると、日本全国で改葬が行われた件数は、83,574件となっています(2014年度)。
*2009年は72,050件でしたので、このところ増加傾向にあります。
Q2.改葬の手続きの流れを教えてください。 |
A.下記の流れになります。
*必要書類は自治体によって異なりますので、事前確認が必要です。
1.新しいお墓を購入し、そのお墓の管理者から「受入証明書」や「永代使用許可証」等をもらう。
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2.「改葬許可申請書」を現在のお墓がある市区町村役場でもらう(役所によって改葬先の受入証明書を求める場合があります)。申請書等を取得する際にあらかじめ必要書類を確認しておく必要があります。
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3.これまでのお墓の使用権者(お寺など)から「承諾書」又は「埋蔵証明書」をもらう。
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4.現在のお墓がある市区町村役場に、上記1.2.3の書類を提出して、「改葬許可証」の発行を受ける。
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5.遺骨を取り出す。
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6.新しいお墓に納骨する。「改葬許可証」を改葬先に納骨する際に墓地管理者へ提出する。
Q3.改葬の際の注意点はありますか? |
A.お墓の引っ越しである「改葬」は、意外とやっかいなところがあります。
お墓を丸ごと移すということは、元のお寺にとっては援助者であり、お寺の構成員でもある檀家が離れることを意味するからです。ですので、事情を丁寧に説明し、理解を得るようにすることをお勧めします。
仏教の場合は、それまでのお墓で僧侶に供養をしてもらい、新しいお墓に納骨する際も供養をしてもらうことが多いです(「閉眼式」や「魂抜き」など)。
又、お墓に埋葬されている方がたくさんいる場合は、埋葬されている方の生年月日や死亡時の本籍地を調べる手間がかかる場合があります。
Q4.依頼した場合、どこまで手伝っていただけますか?費用はいくらでしょうか? |
A.基本的には、改葬許可証の取得と、新しいお墓への納骨までになります。
又、当事務所の報酬は、改葬許可証の取得は約6万円、新しいお墓への納骨まですべてですと約10万円前後となっています(ただし、お墓の場所によっては、日当・交通費などをいただく場合があります。詳しくは当事務所までご相談ください)。