建設キャリアアップシステムの代行申請ー野中行政書士事務所

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野中行政書士事務所　　

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　　　　　　　　建設キャリアアップシステム

　建設キャリアアップシステムとは？

平成３１年４月から始まった新しいシステムです

（運営母体：一般財団法人建設業振興基金）。

　技能者一人ひとりの就業履歴や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場の効率化などにつなげるシステムです。

　建設キャリアアップシステムに登録した一人ひとりの技能者に対し、ＩＣカード（建設キャリアアップカード）を交付し、いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場（職長、監督など）で働いたのかを、日々の就業履歴として電子的に記録・蓄積することができます。

　同時に、どのような資格を取得し、あるいは講習を受けたかといった技能、研鑽の記録も蓄積できます。

　その結果、技能者（職人さん）は自分自身の資格や職歴を証明できるようになり、適正な評価が可能となります。また、事業者（会社側）にとっても技能者の就業状況が容易に確認でき、現場の入場管理が効率化されることが期待されています。

　 CCUS（建設キャリアアップシステム）について

　　　よくあるご質問（FAQ）

　　システムの利用手順・今後の動き

　　建設キャリアアップシステムは、下記の３つの情報を登録申請します。

　①　事業者情報登録申請

　②　技能者情報登録申請

　③　現場・契約情報登録申請

　まずは、①事業者情報の登録申請を行い、次に②技能者情報の順に登録申請を行います。

①事業者登録は、建設業許可を取得しているか否かで、手続きがかなり異なります。

　建設業許可を既に取得している場合は、会社名や本店所在地、建設業許可番号、直近の売上高（税込み）等の必要事項を入力後、建設業許可通知書（又は証明書）をJPEG変換し、添付して申請します。

②技能者登録は、登録したい技能者の方の免許証、顔写真、健康保険証、標準報酬決定通知書、健康保険・厚生年金領収証、雇用保険被保険者資格取得等確認通知書、労災保険特別加入証明書、建退共手帳、中退共手帳、資格証、講習修了証（外国人の方は在留カードも）等をJPEG変換し、技能者の方の氏名、住所、生年月日、血液型、電話番号、メールアドレス、健康診断受診日、雇用年月日、希望業種（例：電気工、通信工、とび工、左官工、内装工等・・・）を入力して申請します。

③現場・契約情報登録申請は、①②完了後、キャリアアップカードを取得した後に工事現場に入る際に、元請会社にカード・情報などを提供して元請会社が登録手続きを行うことが多いです。

　①、②はそれぞれ別に申請ＩＤ、パスワードを取得して進めて行きます。

　そして、①、②いずれも申請後に費用の支払ページに移り、カード又は銀行いずれで支払うかを選択することになります。

＊申請方法は、インターネット申請、郵送紙申請、窓口紙申請の３種類が可能とされていますが、窓口に確認に伺ったところ、原則としてインターネット申請を行うことを予定していると言われました（ほとんどの会社がインターネット申請を行っているようです）。

＊当事務所も、すべてインターネット申請で行っています。

　【今後の予想される動き】

（１）　大手ゼネコンでは、現場に入場する事業者・技能者の建設キャリアアップシステム登録率100％を方針として打ち出しています。そのため、全ての下請業者に対して登録を強く要請。

（２）　国土交通省は建設分野の技能実習生の受入れにあたり、次の①～③を義務化。

　①　雇用先が建設業法第3条の許可を受けていること

　②　雇用先が建設キャリアアップシステムに登録していること

　③　技能実習生を建設キャリアアップシステムに登録すること

（３）　2023年（令和5年）を目途にキャリアアップカードタッチでCCUSに蓄積された就業実績を建退共掛金充当に活用することを原則化。電子申請導入を契機に、公共工事での活用を徹底しつつ、民間工事での普及拡大を図る。